兵庫県尼崎市は2日、市内の高齢者施設で40~70代の施設職員ら6人に対し、ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンを誤って原液(0・3ミリリットル)のまま接種した、と発表した。通常の5倍の濃度となるが、健康被害は確認されていないという。
市によると、施設では1日、職員ら30人に接種する予定だった。原液1本を生理食塩水で薄めて5人分のワクチンにするべきところ、施設の看護師が誤って薄めずに準備。嘱託医がそのまま接種したという。
施設では6本準備していたが、6人接種した段階でワクチンがなくなったことから、誤りに気づいた。市は「1人で希釈作業をしていた。ダブルチェックを徹底するよう、接種に関わる全ての医療機関や施設に周知徹底したい」としている。(中塚久美子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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