城真弓
北九州市は17日、同市門司区の75歳以上の女性に対し、新型コロナウイルスのワクチンを誤って同じ日に2回続けて接種したと発表した。女性に今のところ体調の変化はないという。
市によると、接種ミスは16日午前11時半ごろ、門司区の集団接種会場の門司体育館であった。
女性は1回目の接種後に会場を出たが、再び入場。会場運営を委託された業者のスタッフが受付で接種券を確認する際、接種済みの処理がされていることに気づかず、その後も複数のスタッフが接種券を見る機会があったが、全員見逃したという。2回目の接種後、接種券に接種済みの処理をしようとして発覚した。
市は、女性自身が接種したことを失念していた可能性があると説明している。この日、同会場では840人が接種し、スタッフ74人が配置されていた。
本来は1回目の接種後、3週間を空けて2回目を接種することになっている。市の担当者は会見で「どういったリスクがあるかわからないが、ご本人やご家族にはご心配をおかけした。大変申し訳なくあってはならないこと」と陳謝した。マニュアルやスタッフの配置を見直し、研修を徹底するという。(城真弓)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment