「産後ケア」をご存じですか。出産後に、助産師らから、心身のケアや育児支援が受けられる仕組みです。今年1月に長女を出産したお笑い芸人のキンタロー。さん(38)も利用したことで話題になりました。晩産化と核家族化で、親が高齢だったり、遠方にいたり。頼れる人が身近にいない女性たちの間で利用が広がっています。
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2月12日、東京都江東区の「産前産後ケアセンター 東峯(とうほう)サライ」の一室。日帰り型の産後ケアを利用する3人の女性が、助産師と一緒にお昼ごはんを食べていた。メニューは、肉じゃがやクスクスサラダなどの薬膳料理だ。
「赤ちゃんの授乳のためにもバランスのいい食事をと思うけど、育児に追われて、まともなものが食べられないので、すごく助かる」。利用者の女性たちは顔をほころばせた。
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滞在時間は午前10時から午後5時。助産師らによる赤ちゃんと母親の健康チェックや授乳指導がある。助産師に赤ちゃんを預け、休息をとることも可能だ。
生後3カ月の赤ちゃんと参加していた女性(29)は9回目の利用だ。夫は仕事が忙しく、出張も多い。ほとんど一人で赤ちゃんと向き合ってきた。
入浴したくても、その間、赤ち…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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