一時保護や自宅訪問…児相など約7年関与 台東4歳児死亡に至るまで

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宮野拓也 中村英一郎

 東京都台東区で当時4歳だった次女に薬品を摂取させて殺害したとして、両親が逮捕された事件。この家庭をめぐっては、兄姉とともに次女を一時保護したり、家庭訪問をしたりと都などが7年近く関わっていた。「精神的に不安定」だったという母親や、保育施設の転園を繰り返し、亡くなる直前に増えた次女のけが。いったい何があったのか。

 逮捕されたのは父親の細谷健一(43)と母親の志保(37)の両容疑者。自宅マンションで昨年3月、次女の美輝(よしき)ちゃんを殺した疑いがある。

 両親を指導・支援してきた都児童相談センターと台東区子ども家庭支援センターが14日、報道陣の取材に応じた。「支援を切れ目なく行っていたにもかかわらず、このような結果になり重く受け止めている」と話した。亡くなる半年ほど前から頻発していた美輝ちゃんの傷やあざについては、「ネグレクト心理的虐待があるという判断はしていたが、暴力によるものという認識はなかった」と繰り返した。

 都児相と区子ども家庭支援センターの主な説明は次の通り。

■2019年の一時保護につい…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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