一番福は大学生「被災地に日常が戻りますように」西宮神社の福男選び

 全国のえびす神社の総本社、西宮神社(兵庫県西宮市)で10日、参拝一番乗りを競う神事「福男選び」があった。商売繁盛を願う「十日えびす」にあわせた恒例行事。午前6時の開門と同時に約5千人が約230メートル先の本殿をめざし、参道を駆け抜けた。

 一番福を手にしたのは追手門学院大1年の高谷望巳さん(19)=同県尼崎市。陸上部で鍛えた俊足で本殿に一番乗りした。「みんなを楽しませられるような福男になりたい」。能登半島地震の被災地にも思いをはせ、「被害にあった方々が一日も早く日常を取り戻せるよう願っています」。

 二番福は消防士の山下慎之介さん(23)=鳥取市、三番福は神戸大4年の多田龍平さん(23)=西宮市=だった。

 新型コロナ感染防止対策で見送ってきた、福男による鏡開きと振る舞い酒も4年ぶりに再開された。(真常法彦)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment