万博、ペット同伴の入場認める方向で調整 課題はアレルギー、フン…

添田樹紀 諏訪和仁

 2025年大阪・関西万博で、運営主体の日本国際博覧会協会は、会場内にペットと同伴での入場を許可する方向で調整に入った。ただ、万博でのペット同伴は過去に例がないとされ、動物アレルギーやフンの対応など課題は多い。

 協会などは、小型の犬や猫に限り、会場内の屋外の通路などで同伴を認める方向で調整しており、近く有識者の検討会を設置して実施方法を協議する予定だ。

 きっかけは、猫2匹を飼う愛猫家の松井一郎大阪市長の発案。同伴入場のほか、人間ドックならぬ「ペットドック」も会場で行いたいと訴えたという。

 大阪の観光界からも、万博を機に「ペットフレンドリー」な観光地として大阪を打ち出したいとの期待の声が上がったという。

 一方で課題は山積。動物アレルギーがある来場者への対応や、受け入れにかかる追加費用の確保などだ。

 協会などは、同伴可能日や場所をできるだけ限定することを検討。入場の際には同伴ルールを守るよう求める同意書を提出してもらう考えだ。さらに入り口での受付スタッフやペット預かり所の設置、フンなどの清掃費を想定し、最大9億円の経費を見込んでいる。(添田樹紀 諏訪和仁)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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