2025年大阪・関西万博に出展する各国のパビリオン建設をめぐり、主催する日本国際博覧会協会(万博協会)がプレハブ工法で参加国の代わりに箱形の建物を建てて引き渡す「タイプX」の関連工事を、13億7368万円で発注した。協会幹部が明らかにした。
発注は3区画分(3棟)で、建設工事で12億450万円、解体撤去工事で1億6918万円。竹中工務店などでつくる共同企業体と2月22日に契約した。3月13日にあった万博協会の理事会で協会側が報告。タイプXのパビリオン建設にかかる費用は参加国が負担するが、一時的に万博協会が負担して後から請求する。
各国のパビリオンはほかに、参加国が自前で建てる「タイプA」▽万博協会が建てた施設を引き渡す「タイプB」▽建物の一部区画を貸す「タイプC」――がある。
万博協会は昨年8月、遅れているパビリオン建設を促すためにタイプXを参加国に提案。その後25棟分の資材を先行発注したが、タイプXへの移行を決めたのは現時点でブラジルなど3カ国にとどまる。万博協会は更にタイプXに移行する国があるとみて、今回発注した3棟を含め最大9棟を建設する方針。先行発注した残り16棟分の資材は他の施設などの資材に充てようと調整しているが、キャンセル料が発生する可能性がある。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment