2025年の大阪・関西万博の運営主体となる日本国際博覧会協会(万博協会)が、男性中心の理事の構成を見直し、女性理事を大幅に増やすことが分かった。女性比率は現在15%だが、40%以上に引き上げる方向で調整している。東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗前会長の女性蔑視発言を受け、ジェンダー平等への姿勢が問われるなかで是正を迫られた形だ。
現在の理事は、男性16人に対して女性3人。男性理事の全員に会長(中西宏明・経団連会長)、事務総長(石毛博行・前ジェトロ理事長)、副会長などの役職がついている。一方、女性には役職はついていない。
大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。ジェンダー平等を含むSDGs(持続可能な開発目標)達成に貢献すると掲げているにもかかわらず、協会での女性登用が不十分だった。
複数の協会関係者によると、協会は定款を変更して理事の定員を増員したうえ、女性を10人ほど増やす方針。現状の4倍程度になる。近く正式に決める。
今後は男性理事に偏っている…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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