2025年大阪・関西万博の運営主体「日本国際博覧会協会」の石毛博行事務総長は23日、大阪市内で開かれた関西広域連合の会合で、万博会場の人工島「夢洲」(ゆめしま、大阪市此花区)について、アクセス強化の必要があると訴えた。夢洲への新たな架橋工事などを想定しており、国や市と協議していると明かした。
夢洲へのルートは舞洲から架かる「夢舞大橋」と「夢咲トンネル」があり、万博開幕までに大阪メトロ中央線の夢洲への延伸が計画されている。期間中は1日最大約28万5千人の来場が予想されるが、府市は大型客船など海上交通も活用することで対応できると予測している。
これに対し石毛氏は「ピーク時を考えると、この試算の前提が変わる。本当にこれで耐えられるのか」と現状のアクセス環境では不十分との認識を示し、工期や整備主体となる市の予算確保の観点から「タイミング的にはぎりぎりの段階」と早期の対応を求めた。
一方で、新たな橋をつくると大きな財政負担になることから、市は慎重な姿勢を崩しておらず、ある市幹部は「さまざまな想定をした上で来場者輸送の計画を作っている」と強調した。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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