2025年の大阪・関西万博を記念した硬貨の打ち初め式が7日、大阪市の造幣局であった。造幣局は万博の開催までに記念硬貨を5種類ほど発行する予定で、今回はその第1弾。政財界などから式に出席した約80人は、記念硬貨に、万博に向けた機運を高める役割を期待した。
午後2時過ぎ、大阪府の吉村洋文知事や日本国際博覧会協会(万博協会)の石毛博行事務総長らが打ち初めのボタンを押し、発行が始まった。
記念硬貨は純銀製で、直径40ミリ。表面には、インクを印刷し、大阪湾の青色が映える夢洲(ゆめしま)の万博会場をカラフルにあしらった。裏面のロゴマークには細かい溝を入れる特殊な加工を施し、光があたると虹色に輝いて見える。通常の硬貨は1分間に約750枚のペースで造られるが、今回の記念硬貨は、専用の機械で両面を鏡のように磨き上げたり、複数回のプレス加工で模様を鮮やかに刻んだりするため、1分間に3枚ほどしか造れない。
万博協会の石毛事務総長は…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル