万引き容疑や徴収金紛失の穴埋めで学校管理職3人を処分 堺市教委

田中章博

 堺市教育委員会は22日、市立福泉東小学校教頭(43)を免職処分にしたと発表した。市教委によると、教頭は7月下旬に堺市内の書店で書籍12点(約2万円相当)を万引きした窃盗容疑で府警に現行犯逮捕された。

 教頭が4月にも万引きの疑いで警察に聴取された際は福泉東小の校長(48)が身元引受人になっていたが、市教委は意図的に報告していなかったとして、校長を戒告処分とした。

 また、三国丘中学校で2019年に学校徴収金の紛失があった際、管理職らで穴埋めしていたなどの理由で、当時の教頭だった別の市立中の教頭(52)が戒告処分になった。穴埋めを提案した当時の校長はすでに退職し、別の市立中学で講師を務めていたが、同日付で依願退職した。三国丘中では2016年以降に学校徴収金や電動ドライバーなど13件の紛失があり、市教委は盗難の可能性があるとして被害届を出している。

 粟井明彦教育長は、「度重なる管理職の不祥事案について、子どもや保護者、市民のみなさまの信頼を裏切ることになり、深くおわび申し上げます」とコメントしている。(田中章博)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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