「二百十日(にひゃくとおか)」をご存知でしょうか?
雑節のひとつで、立春から数えて210日目にあたる日のこと。古くから台風にさいなまれる日とされてきたのです…。
厄日に認定された日
この時期は多くの地方で稲の開花時期にあたりますが、台風がもたらす雨や風により、稲は大きなダメージを受けます。 そのため農家の人達は、二百二十日や八朔とともに三大厄日として恐れていました。
台風による様々な被害
・水害
田畑が冠水すると稲穂は水に浸かったままになり、ダメになってしまうことがあります。 ・強風
茎が折れたり、稲がなぎ倒されることも。穂がついて雨を吸った稲は頭が重たく、簡単に倒れてしまうのです。 ・白穂
台風によってフェーン現象が発生し、出穂時期の稲が高温で乾いた風にさらされると、水分の異常な欠乏により白く枯れる状態(白穂)になってしまいます。
実際、今年は?
現在、台風9号が存在し、沖縄付近に接近しています。九州などでも強雨や強風のおそれがあり、暦通りと言えるかもしれません。 また、これから9月こそ本格的な台風シーズンです。引き続き台風が発生し、日本列島に近づく可能性は十分にありますので、こまめに最新情報をご確認ください。
ウェザーニュース
Source : 国内 – Yahoo!ニュース