このところ昼間は厳しい暑さも寒さもなく、外出しやすい気候となっています。 一方、新型コロナウイルスの流行が続いているため、お出かけの場合も感染拡大を避けるための対策が必須です。 今週末の天気予報とともに、参考情報として、気温や湿度の予測をもとに計算した、米メリーランド大学の博士らの論文で述べられている「COVID-19が流行しやすい可能性のある気象条件」を可視化しました。(詳細後述)
今週末の天気や気温は
21日(土)から23日(月)勤労感謝の日にかけての三連休は、西日本や東日本の太平洋側の地域では晴れや曇りのところが多く、北日本や北陸では曇りがちで所々で雨や雪が降る予想です。 西日本や東日本の太平洋側では週中頃のような季節外れの暖かさにはならないものの、11月にしては寒さは控えめで過ごしやすい体感となりそうです。北日本では寒気の影響を受けて連休後半ほど気温が下がる予想です。
新型コロナ感染対策を 低温や乾燥も影響か
この図は、米メリーランド大学のMohammad M. Sajadi 医学博士ほかによる論文「COVID-19の流行と季節性を推定するための気温、湿度、緯度の分析(※)」をもとに、ウェザーニューズ社の気象予測を用いて計算した、COVID-19の流行可能性を可視化したものです。(※原題:Temperature, Humidity, and Latitude Analysis to Estimate Potential Spread and Seasonality of Coronavirus Disease 2019 (COVID-19)。以下、論文に関する日本語表現はウェザーニュース訳。) この論文では、今年1月から3月の期間、世界50都市の流行の拡大状況でコホート研究を行い、気温や湿度が分析されています。その結果、感染が拡大した都市では、最初の死者が出た20~30日前の平均気温が3~9℃で、かつ空気が乾燥して比湿が4~6g/kgという点が一致していたとのことです。つまり、新型コロナウイルス以外の季節性の呼吸器疾患系ウイルスの特徴である、低温・低湿度で流行しやすいという特徴との一致がみられたとしています。 この記述の仮定のもと、ウェザーニュースの気象予測データを用いて、平均気温が2~10℃、比湿が3~7g/kgの範囲に着色しました。橙色で塗られた地域はこの定義範囲の中央値に近いことを示します。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース