尾鷲海上保安部(三重県尾鷲市)は3日、台風19号による風や波の影響で根元から折れて流失した同県紀北町の長島港大石灯台が、同港沖の海底で見つかったと発表した。早期に引き揚げる一方、新しい灯台の設置を進める予定。流失後、岩場に設けた簡易灯火を復旧まで使うため、船の航行に支障はないという。
尾鷲海保によると、灯台は高さ約8.3メートルで、設置場所の岩場から沖に約40メートル、深さ約6メートルの海底で横倒しの状態で沈んでいた。鳥羽海上保安部(同県鳥羽市)の巡視船の潜水士が確認した。
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