三重の養豚場で豚熱の疑い ワクチン摂取前の8頭死亡

 三重県は14日、津市内の養豚場で飼われていた豚で豚熱(CSF)が疑われる事例が確認されたと発表した。国の検査機関に検査を依頼し、同日中に結果が確定する見通し。感染が確定されれば、すぐに防疫作業を実施するという。

 県によると、13日に養豚場から県中央家畜保健衛生所に、同じ豚舎で飼育されていたワクチン接種前の子豚8頭の死亡が報告された。8頭のうち、県の検査を実施した4頭がいずれも陽性だった。このほか、生存している子豚3頭からも陽性が確認され、陽性だった7頭分の検体を国に送っているという。

 この養豚場の10キロ圏内では、昨年以降、野生イノシシの感染が断続的に確認されていた。県は、小動物などを通じて感染が広がったとみている。国の検査で感染が確定した場合、この養豚場で飼育されている約1万頭の豚が殺処分になる可能性があるという。

 県内では、昨年12月に伊賀市内の養豚場で豚熱が確認され、県がワクチン接種などの感染対策を進めていた。(大滝哲彰)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment