三重県桑名市の多度大社で毎年5月に催されている県無形民俗文化財の上げ馬神事が「動物虐待ではないか」と指摘されている問題で、多度大社と氏子らでつくる総代会は22日、土壁をなくすなど馬の負担を減らす対策を講じた上で、今年も5月4、5日に開催すると発表した。
神事は、若者を乗せた馬が急坂を駆け上がり、高さ約2メートルの土壁を乗り越えられるかどうかで農作物の吉兆を占う。
改善策は、土壁は取り壊し、急坂はなだらかにする▽坂は馬の脚に負担にならないように土壌改良して砂を敷く▽事故に備え、獣医師と馬運車を待機させる▽馬への暴力や威嚇は一切行わないよう指導し、ルールを守れない場合は馬場への立ち入りと馬の取り扱いを禁止する――など。
また、有識者らの提言を受け…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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