上方落語協会(大阪市北区、会員268人)の会長候補者選出選挙が24日、投開票され、現会長の笑福亭仁智(じんち)さん(67)が最多得票を集めて再選した。5月予定の理事会で正式に会長就任が決まる。
新型コロナウイルス感染拡大防止のために定席「天満天神繁昌(はんじょう)亭」は休館が続くなど、落語家を取り巻く状況は厳しい。仁智さんは「大変な時期なので、皆の力をかりて、この難局を乗り切りたい」とコメントを出した。
大阪府羽曳野市出身の仁智さんは笑福亭仁鶴さん(83)の筆頭弟子。創作落語で鳴らし、2018年から会長を務めている。
上方落語協会は1957年に発足。歴代会長は故・三代目林家染丸、故・六代目笑福亭松鶴、故・三代目桂春団治、故・五代目桂文枝、故・二代目露の五郎兵衛、六代桂文枝さん。(篠塚健一)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル