上皇ご夫妻が京都、奈良へ 修復した昭憲皇太后の大礼服などを見学

多田晃子

 宮内庁は1日、上皇ご夫妻が14~18日、京都府奈良県を訪問すると発表した。上皇さまの退位後、引っ越し作業などに伴う滞在を除き、ご夫妻が地方を訪れるのは2019年6月以来となる。

 ご夫妻は14日午後に京都府に入り、京都市泉涌寺で拝礼。15日には京都御苑で京都三大祭りの一つ「葵祭」の王朝行列「路頭の儀」を観覧する。また、大聖寺を訪れて修復を終えた昭憲皇太后の「大礼(たいれい)服」を鑑賞。16日午後に奈良県に入り、17日に中宮寺を訪れて修復を終えた本堂に拝礼するほか、天理市のなら歴史芸術文化村で文化財の修復作業を見学し、18日に帰京する。

 ご夫妻は、皇族や公家が住職を務めた門跡寺院や、皇族や公家などの女性が出家して暮らした尼門跡寺院による文化や文化財の保護に心を寄せ、昭憲皇太后の大礼服や中宮寺の本堂の修復事業を支援していた。(多田晃子)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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