編集委員・中島隆
神戸、関西、大阪(伊丹)の3空港のあり方を自治体や経済界が議論する関西3空港懇談会で兵庫県・淡路島上空を通る新たな飛行ルート案が示されたことを受け、島民らでつくる「淡路の空を守る会」が9日、「淡路の空の問題を考える意見交換会」を兵庫県洲本市で開いた。地元市議や役場職員らも含めた島民約30人が参加した。
会合では国の方針に対し、「経済界の意向が反映され、人口の少ないところにしわ寄せが来てしまう」「これを認めると、いくらでも拡大されてしまう」などの反対意見が相次いだ。
関西3空港懇談会などが「住民の意見を聞く」としていることにも反発が強く、「住民の意見を聞いてからルート案を考えるべきじゃないのか」といった疑問の声が相次いだ。「情報を知って市民が声をあげよう」という声もあった。
「守る会」の安藤眞一事務局長は「15人ぐらい集まればと思っていたので、驚いた。それだけ関心が高い。これから3空港懇談会などに要望・注文をしていく」と話していた。(編集委員・中島隆)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル