小林圭
愛知県は6日夜、豊山町の下水道で水が流れなくなったと発表した。原因は不明だが、県は下水道内のゲートが閉まったためだとみている。復旧のめどは立っていない。下水管から汚水があふれるのを防ぐため、県は豊山町豊場の約5千世帯6千人に対し、水道の使用量を通常の半分程度にするよう呼びかけている。
県によると、6日午前、豊山町豊場にある名古屋市中央卸売市場北部市場で下水が流れにくいと連絡を受け、昼ごろ県の担当者が確認した。最大で水位は地下30センチ(6日正午ごろ)まで上がったが、汚水があふれないようにバキューム車20台でくみ上げたため、7日午後5時時点で地下3・5メートルまで水位は下がった。汚水があふれたという報告はないという。
県は、逆流防止のゲートが閉まっているため流れなくなっているとみている。地下約12メートルの位置にあるゲートを操作するためには地下約9メートルまで下りて作業する必要がある。県は水位を下げて原因を調べ、ゲートを開ける作業をする予定。
北部市場にも節水が呼びかけられているが、市場関係者によると、取引への影響は出ていないという。(小林圭)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル