民家の物干し場にあった女性の下着を盗もうとした男の逮捕に貢献したとして、宮崎県警宮崎南署は8日、宮崎市の大工、園田武彦さん(36)に感謝状を贈った。現場近くの住宅建築現場で休憩中、犯行の一部始終を目撃。人相や車のナンバーを覚え、すぐに110番通報したことが素早い逮捕につながった。
宮崎南署によると、5月29日午前10時半ごろ、60代の男が宮崎市内の住宅の敷地に侵入し、干してあった洗濯物を物色し始めた。園田さんは不審な男が敷地に入るのに気づき、目で追っていたら男が下着を触り始めたという。現場に駆けつけ「おじさん、なにしてんの」と声をかけると、男は何も取らずに車で逃走したという。
園田さんはスマホで逃げる男を撮影し、車の車種とナンバーを覚え、110番通報した。2日前にも同じ男が同じ住宅の敷地に入るのを目撃していたため、気になったという。「もう来ないだろうと思っていたら、また来た。これは通報せないかんと思った」。男は窃盗未遂と住居侵入の疑いで逮捕された。
福永光宏署長から感謝状を受け取った園田さんは「とっさの行動だった。警察に協力できてよかった」と話した。署によると、男は「見られているのがわかっていたため下着を盗むのをやめた」と供述しているという。(二宮俊彦)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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