不倫というと、若い独身女性と年上の既婚男性のカップルが浮かびます。なぜでしょうか。恋バナ収集ユニット「桃山商事」の清田隆之さんは、不倫報道を通して、男性がいまだ無意識に内面化しているジェンダーの非対称性について語ります。
私たちのユニット「桃山商事」が20年以上続けている恋愛相談には、少なからず不倫の話があります。
その大半が既婚男性との関係に悩む独身女性からです。不倫の多くは「内緒の関係」であるため、そこで起きた出来事を誰にも話すことができません。2人しかいない閉じた関係。我々はそれを「孤島問題」と呼んでいます。孤島には他者もいないし、社会もない。誰からも公認されない孤独もさることながら、その苦しさを誰かに打ち明けても、今度は正義や倫理で斬られてしまうことが多く、より深く傷つき、罪悪感も重くのしかかります。
一方、不倫中の男性に話を聞…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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