不動産会社を家宅捜索 明浄学院不正容疑の関係先で地検

 学校法人明浄学院(大阪府熊取町)の土地売却をめぐり21億円が不正に流用されたとされる事件で、大阪地検特捜部は30日午前、関係先として地場不動産大手のプレサンスコーポレーション本社(大阪市中央区)の家宅捜索を始めた。

 法人関係者が今年8月までに特捜部に提出した告発状によると、法人の元理事長の女性(61)と大阪府吹田市の不動産会社の社長は2017年7月、明浄学院高校(大阪市阿倍野区)の土地の半分を、プ社とは別の不動産会社(大阪市中央区)に32億円で売却。その際、法人が同社から受け取った手付金21億円を吹田市の会社に振り込ませた後、引き出して着服した疑いがもたれている。

 告発状ではプ社の関係者は告発対象には入っていない。しかし告発状や同校関係者によると、この契約より前の16年、法人がプ社にこの土地を売却する協定をいったん結んだが、頓挫したとしている。プ社の広報担当者は捜索を認めたうえで、「元理事長らの容疑の証拠集めのためで、(法人としての)プ社やプ社関係者に容疑はかけられていない。捜査には全面的に協力する」としている。協定については「把握しておらず、調査する」とした。

 学校法人はこの事件について、…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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