吉沢英将
19~21日に広島である主要7カ国首脳会議(G7サミット)を前に、東京都豊島区と区内にある池袋、巣鴨、目白の3警察署などは9日、テロ対策で協力する覚書を締結した。
東京は、開催国の首都としてテロの標的となるおそれが指摘され、豊島区内には池袋駅など不特定多数の人が集まる「ソフトターゲット」が複数ある。覚書では、同駅周辺を走る電気バス「IKEBUS(イケバス)」の乗務員やごみ収集員が業務中に不審物や不審者を見つけた場合、すぐ警察に通報することが盛り込まれた。
9日には、イケバスの乗務員の通報で駆けつけた警察官や警備犬が、刃物を持った不審者を取り押さえる訓練もあった。視察した高山祐輔・警視庁警備1課長は「日常生活の中で何か違和感を覚えることがあれば、迷わずに110番通報を」と呼びかけた。(吉沢英将)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル