何年も着ていないけど、きれいな服。引き出物としてもらった器……。自分ではもう使うことがなくても、捨てるには抵抗がある、という物はありませんか。ほしい人にうまく譲れば、ちょっとした収入になるかもしれません。
各家庭の押し入れに眠っている物をお金にしたら、いくらになるのか。フリマアプリ「メルカリ」の販売額をもとにニッセイ基礎研究所が2018年に調べたところ、1世帯あたりの「かくれ資産」は約70万円とはじき出された。1年以上使っていない不用品が対象で、車やバイクは含まれない。国内全体では37兆円以上になる計算だ。
かつてはごみとして捨てるか、古物商に引き取ってもらうくらいしか処分方法はなかったが、インターネットの普及で選択肢が増えている。
メルカリは、個人同士が売り買いするネット上の市場のようなもの。スマートフォン、またはデジタルカメラとパソコンがあれば出品でき、個人情報を相手に知られずに送る方法もある。登録や出品は無料で、商品が売れた時に価格の10%がメルカリの取り分になる。初心者向けに上手な写真の撮り方などを指南する本も出ている。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル