「不用品を安価で回収する」などとうたい、代金名目で33万円を脅し取ったとして、愛知県警は13日、廃品回収会社代表の浅井健太郎容疑者(37)=同県一宮市=ら男4人を恐喝の疑いで逮捕し、発表した。
高齢者が元気なうちに身の回りの品々を整理する「終活」が話題になるなか、回収業者とのトラブルも増えている。国民生活センターによると、今年度(6日時点)は1537件の相談が寄せられ、このうち約600件が60代以上。愛知県警によると、こうしたトラブルをめぐり業者を恐喝容疑で摘発するのは全国初という。
ほかに逮捕されたのは、同社取締役佐藤弘朗(34)=名古屋市熱田区=、無職越坂直哉(39)=住居不詳=、建設業久保翔羅(しょうら)(21)=同市南区=の3容疑者。県警は4人の認否を明らかにしていない。
生活経済課によると、4人は共謀して昨年8月、浅井容疑者の会社のサイト「クリーンライフ」を見て処理を依頼してきた同県岡崎市の男性(67)に、「10万円以下でできる」と言って金額などの欄が空欄の契約書に署名させ、冷蔵庫やレンジ台などを収集。その後、金額欄に40万円と記入して、「次のお客さんのとこに行くのが遅くなるから迷惑料を払ってもらう」「他にカード持ってないのか」などと脅し、クレジットカード決済で33万円を脅し取った疑いがある。
男性が県警に被害を相談して…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル