不登校、都内の中学生は17人に1人 受け皿は増えても選べない理由

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聞き手・田渕紫織

データで読む東京都の教育③

 東京都内の公立校で2021年度に不登校だった小中学生は2万1536人。統計のある1966年度以降、初めて2万人を超えた。不登校の子の割合は小学生が全体の1・3%、中学生は全体の5・7%にあたり、9年連続で高まっている。中学生は、17人に1人が不登校という計算になる。

「不登校新聞社」代表理事・石井志昂さんに聞く

 東京都内の公立校で不登校の子は2021年度、小学生は7939人、中学生は1万3597人いました。過去5年で小学生は2・6倍、中学生は1・6倍に増えました。

 近年はコロナ禍で学校の環境が激変し、心身に影響を受けて登校できなくなった子も多かったと思います。また、メディアなどを通じて不登校が選択肢として認知され、無理をして登校する子が減ったということもあるでしょう。

 中学生よりも小学生のほうが増加率は高いです。背景には、いじめの低年齢化があると思います。いじめの認知件数は、都内の学年別の統計が公表され始めた14年度は中1が最多でしたが、今は小1が最多です。

記事後半では、石井さんが、いじめと、学校以外の選択肢についての現実について統計データをもとに語ります。

 当事者に取材をしていると…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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