不登校の長女はあの日、大人になった 五味太郎さんから子どもたちへ

 夏休み明けは、学校に行くのが苦しくなる子どもが多くいます。絵本作家の五味太郎さんは、長女が不登校になり、夏休み明けに学校に行かなくなったとき、大きな成長を感じたといいます。「学校に行っても行かなくても、どちらにしても大変かもしれないけど」と前置きして送るメッセージとは。

夏休み明けに「気づいてしまった」時

 ――夏休みの終わりや9月は、学校に行くのが苦しくなる子がいます。

 コロナ禍で、授業も仕事もリモートでもいいという選択肢がせっかくできたのに、戻そう戻そうという力が働くんだよね。

 俺から見ると不思議で、なんでそんなに無駄でマイナスなエネルギーを使わされているのかな、と思う。

 何十年も前からゴールデンウィークや夏休み明けに「学校に行きたくない」と訴える子どもはたくさんいるのに、国としての反応が本当に鈍いと思う。

 ――五味さんの娘さんも不登校だったとお聞きしました。

 そうそう。夏休み明けに、高…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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