不自由展、作家らが電話応対へ 攻撃に「直接話したい」

 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の中止をめぐり、愛知県が6日に開いた国際フォーラムで、出展作家らが応対するコールセンター設置と、8日から電話受け付けを始めるとの発表があった。

 作家らが対応するのは「Jアートコールセンター」(050・3177・4593)。会期末の14日まで、正午から午後8時の間受け付ける。激しい電話攻撃で県職員らが疲弊したことを背景に、作家らが直接向き合う取り組み。演出家・高山明氏は「異論がそのまま響く空間がほしかった。直接話したい」と話した。フォーラムは前日に続き2日目。県の芸術祭実行委員会と検討委員会主催で、海外の出展作家やキュレーター(展示企画者)ら約80人が参加した。昨年の上海ビエンナーレでチーフ・キュレーターを務めたクアウテモック・メディナ氏は、抗議などがあった際にその声に向き合うよりも「アートに奉仕する方向にしなければいけない」と話した。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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