世田谷一家殺害、遺族「解決見て死にたい」 暮れで発生21年

増山祐史

 東京都世田谷区で2000年12月、宮澤みきおさん(当時44)の一家4人が殺害された事件で、発生から21年を迎えるのを前に宮澤さんの母節子さん(90)が18日、朝日新聞などの取材に心境を語った。

事件に関する情報は、警視庁成城署捜査本部(03-3482-3829)へ。

 節子さんはこの21年間について、「毎年というより毎日、『今日も何の連絡もないな』と思って過ごしています」と振り返った。

 犯人に対しては「なぜこんな事件を起こしたのかを知りたい。自首してほしい」と訴えた。現在の気持ちを問われると、「事件が起きて以来、何の変化もない」とし、「解決を見て死にたい」と語った。

 事件は00年12月31日に発覚した。世田谷区上祖師谷3丁目の宮澤さん宅で、宮澤さんと妻泰子さん(同41)、長女にいなさん(同8)、長男礼君(同6)が殺害されているのが見つかった。

 この日は住民や元警察官、世田谷区の保坂展人区長らが事件解決を祈る集会が区内で開かれた。節子さんも参加し、終了後に取材に応じた。事件に関する情報は、警視庁成城署捜査本部(03・3482・3829)へ。(増山祐史)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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