長崎県の五島列島、福江島(五島市)で珍しい薄紫色の花が咲いている。釣り鐘形の花が特徴の「シマシャジン」。世界でも長崎の五島市と平戸市、韓国の済州島でしか見られないとされている。
キキョウ科の多年草で、環境省の絶滅危惧種に指定されている。福江島の西端、海に突き出た大瀬崎灯台の斜面で咲いている。
地元の散策ガイド、山口澄子さん(59)によると競争相手の少ない場所を好み、五島市では秋に咲き始め、10月末ごろまで見られそうだという。山口さんは「とてもいとしい花で地元の自慢です。大切にしていきたい」と話している。(宮野拓也)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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