渡辺杏果
老舗菓子店などの銘菓を不正に大量購入し、転売していたとして愛知県警は外国人グループを詐欺などの疑いで摘発したと17日発表した。県警は菓子店側の被害は7月までの約半年間で2500万円以上にのぼるとみて調べている。
県警によると、グループは中国・ベトナム・ネパール国籍の福岡市内に住む21~28歳の男女8人。このうちの大学生劉発達(りゅうはったつ)容疑者(25)はこれまでに3回逮捕されており、他の7人に指示をして不正購入を繰り返していたとみられる。
劉容疑者らは他人のクレジットカード情報を不正に入手し、2月19~26日に老舗和菓子店「両口屋是清」(名古屋市)のオンラインショップで約44万7千円分の詰め合わせなどの購入を申し込み、だまし取るなどした疑いを持たれている。
県警は劉容疑者らは同様の手口で「たねや」(滋賀県近江八幡市)や「ロイズ」(札幌市)など全国の菓子メーカー数十社から大量の菓子を詐取したとみている。これらの菓子はフリーマーケットアプリ「メルカリ」で格安に販売し、7月までの約半年間で1千万円以上を売り上げていたという。不正利用された他人のクレジットカード情報は複数あったといい、県警は入手経路を調べる。(渡辺杏果)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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