両親の遺体を放置したとして、三重県警四日市南署は2日、長男の無職世羅直樹容疑者(63)=四日市市八田1丁目=を死体遺棄容疑で逮捕し、発表した。「両親の年金をもらい続けるために放置した」と容疑を認めているという。
署によると、世羅容疑者は2013年ごろ、当時同居していた四日市市内の両親宅で、2人が死亡していることを知りながら、新聞紙をかけるなどして遺体を隠し、先月28日まで放置した疑いがある。
先月17日に市職員から「(2人と)連絡がとれない」と警察に通報があり、28日に署員らが白骨化した2人の遺体を発見した。明らかな外傷は認められなかったという。
遺体が見つかった家の大家によると、世羅容疑者とみられる男は昨年11月ごろまで、この家に居住していたが、その後は夕方などに短時間帰るだけになった。郵便物などを確認しに来ている様子だった。家に明かりがついているのを大家が最後に確認したのは先月4日だったという。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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