天皇、皇后両陛下は3日、お住まいの赤坂御所で、宮崎県で開かれた「第35回国民文化祭・みやざき2020」と「第20回全国障害者芸術・文化祭みやざき大会」の開会式にオンラインで出席した。両陛下が定例地方訪問「四大行幸啓」にオンライン出席するのは、5月の全国植樹祭に続いて2度目。
天皇陛下は開会式で、コロナ禍に触れた上で「困難な状況を乗り越えていくためのエネルギーを生み出す場として、国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭が大きな役割を果たすことを期待しております」とあいさつ。開会式の後、両陛下は県民らによる演奏や演劇の「フェスティバル」を視聴し、その出演者らと画面越しに交流した。
フェスティバルの総合監督を務めた佐藤寿美さん(72)は、天皇陛下に「まるでその場にいるような臨場感があり、すばらしかったですね」と声をかけられたという。佐藤さんは「ホッとしました。陛下にそう言っていただけてうれしい気持ちになりました」。
両陛下が皇太子ご夫妻時代か…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル