多田晃子
天皇、皇后両陛下が23日に終えたインドネシアへの公式訪問について、宮内庁の西村泰彦長官は29日の定例会見で、「大変意義深く、かつ実りの多いご訪問だった」と総括した。
西村長官は「特に若者たちとのご交流を通じて、これからの日本とインドネシアの友好親善の進化に向けて非常に大きな意義があった。大変大きな成果を上げて頂き、心から安堵(あんど)しているし、大変うれしく思っている」と述べた。
両陛下は今月17~23日、国賓として同国を公式訪問した。代替わり後初となる親善訪問だった。西村長官は「様々なご訪問先での皆様方の本当に心温まるおもてなしと、色んなアレンジに対して改めて感謝を申し上げたい」と謝意を述べた。
また、天皇陛下とジョコ大統領の「おことば」の交換が急きょ取りやめになるなど、現地であったインドネシア側による様々な「サプライズ」には「ジョコ大統領ご自身の姿勢の問題が大きかったのではないか」との見方を示した。
今後の改善点を問われると、両陛下と関係者との懇談時に予定時間を超過したことを踏まえ、タイムスケジュールやお声掛けをする範囲に「十分検討していく必要がある」との認識を示した。(多田晃子)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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