中公文庫「盤上の向日葵」に大量誤植 先手と後手が逆

 中央公論新社は、中公文庫として9月25日に発行された柚月裕子さん「盤上の向日葵(ひまわり)」下巻に、大量の誤植があったことを公表した。将棋が題材のミステリー小説で、先手(▲)と後手(△)を表す記号の大半が逆になっていた。

 同社はホームページ上で訂正表を公開。誤植は100カ所以上あり、28ページから306ページに及ぶ。1ページあたり14カ所の訂正が入る箇所もあった。同社によると、編集作業の工程で、特殊記号を変換する際に誤った。読者から指摘があり、発覚したという。正しい表記の書籍を希望する場合は、同社に着払いで送れば交換するという。

 同社はホームページ上で、著者の柚月さんや監修を務めた飯島栄治七段、解説を執筆した羽生善治九段へのおわびを掲載した。飯島七段の監修後、データ変換のミスが発生したという。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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