成沢解語
防衛省は7日、中国のY9電子戦機1機が沖縄南方の太平洋上を飛行しているのを確認し、自衛隊機が緊急発進して対応したと発表した。電子戦機は電波情報を集めたり、妨害電波を仕掛けたりする航空機。同型機を対領空侵犯措置で確認したのは初めてという。
発表によると、同機は7日午前から午後、沖縄県の与那国島や石垣島、宮古島の南方の太平洋上を東に進んだ後に反転し、西に戻った。航空自衛隊の戦闘機が継続的に監視し、領空侵犯は確認されなかった。
与那国島では今月1日から、上空監視のための移動式レーダーを常時動かす運用を空自が始めている。2023年度ごろをめどに陸上自衛隊が電子戦部隊を新設する計画も進んでいる。(成沢解語)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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