板倉大地、具志堅直
鹿児島県出水市の青果物販売加工会社「毛利商店」が、10年余りにわたって中国産のゴボウを「国産」と偽り、福岡県内の業者などに卸していたことがわかった。
毛利商店によると、2010年から卸売業者の北九州青果(北九州市)と取引を始めたが、その当初から産地を偽装していたという。会社役員が26日、朝日新聞の取材に不正を認めた。
北九州青果によると、今月21日に毛利商店から「農林水産省の抜き打ち検査で偽装を指摘された」と連絡があり、翌日に社長らが謝罪に訪れた。中国産のゴボウは検疫のため泥がついたままでは輸入できないが、従業員が輸入後に泥をつけ、国産と偽って出荷した、と説明されたという。
北九州青果が12年間に扱っ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル