防衛省は2日、中国海軍の測量艦1隻が鹿児島県周辺の接続水域から同日未明に領海に侵入したと発表した。中国側には外交ルートで懸念を伝えた。中国艦艇による領海侵入の公表は8回目で、測量艦による領海侵入の公表は5回目。今年に入り、侵入の頻度が上がっている。
発表によると、測量艦は1日午後7時50分ごろ、臥蛇島(がじゃじま)の西の接続水域で北東に進み、2日午前0時10分ごろに口永良部島の南西の領海に入った。同3時ごろに屋久島の南の領海を出て、南東に抜けたという。海上自衛隊の哨戒機やミサイル艇が情報収集と警戒監視にあたった。
測量艦の領海侵入は今年、4…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル