中学受験、どうしよう――。朝日新聞社が3月28日に開いたオンラインイベントで、教育ジャーナリストのおおたとしまささんと、中学受験経験者の時事ユーチューバー・たかまつななさんが、中学受験をテーマに対談しました。子どもの「やる気」や、親の役割とは――。対談の前半に熱く語り合いました。(田渕紫織、石山英明、日高奈緒)
――中学受験って、小学生のうちから苦労する分だけ、その先の大学受験での苦労を減らすためのものといった親の考え方もあるように思いますが、いかがでしょうか。
おおた 僕からしてみると意味がわからない。確かに高校受験がなくなることの意味はあると思いますが、大学受験は楽にならないのでは?
たかまつ 先取りで勉強する効果はあると思う。ただ、親が本当に子どもの「幸せ」を願って学歴を求めているのに、結果それが子どもを不幸にしているというケースを、私はたっくさん見てきました。
――たかまつさんは、どんな受験生活でしたか。
たかまつ 小4から本格的に塾に通い始めました。最初は成績が悪くて、小6の10月くらいまでは、もう勉強もやる気がなくて、塾も成績が悪いし、そのストレスで学校では荒れちゃってました。
おおた 学校をストレスのはけ口にしちゃう?
たかまつ そうです。かなりすさんで、親が苦労していましたね。母が専業主婦で、亭主関白の家だったので、私が勉強できないのは母のせいにされているのが子どもながらにわかって、しんどくて、全然成績も上がらないし、楽しくもないし、苦しかったです。
――子どもが自信をなくしてしまって折れそうになっちゃった時に、おおたさん、何かアドバイスは。
記事の最後には対談の全編を収録した動画もあります
おおた 勉強をしていればテス…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル