中学受験、実は「過熱」はしていない? 東京都内のデータで見る現状

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聞き手・田渕紫織

データで読む東京都の教育①

 中学受験をする子は、東京都内でどの程度いるか。目安になるのは、公立小から私立中に進学した子の割合だ。過去20年はおおむね16~18%台で推移。2021年度は微増して19%になった。19%もいるとみるか、19%しかいないとみるか。国立中や公立中高一貫校に進んだ子も合わせると、20%を超える。

 東京都内は中等教育の私学依存度がとても高く、全国的に見ても特殊です。高校では、私立に通う子が半数を超えます。同じ都内でも地域差は大きく、都心の区では大半の子が私立中に進む公立小もあります。

 「『過熱する』中学受験」と決まり文句のようによく言われます。ただ私立中に進むのは2割弱という状況は、ここ20年ほど変わっていません。

 中学受験をする・しないは各…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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