中学受験の利点やリスク 朝日新聞記者が講演「撤退の基準決めて」

 教育分野の取材を担当する朝日新聞の高浜行人記者の講演会が25日、東京都世田谷区駒沢大学駒沢キャンパスで開かれ、保護者ら約80人が集まった。朝日新聞と都内南部朝日会の主催。「中学受験 する?しない?」と題し、受験がもたらしうる利点やリスクについて語った。

 高浜記者は東京社会部教育班の所属となった2013年以降、学校や塾、文部科学省などの取材を担当。近年の中学受験熱の高まりを受け、22年から当事者や専門家、塾講師への取材をもとに朝日新聞デジタルで中学受験連載企画を担当した。

 講演では、受験を通じて子どもの知的好奇心の高まりや親子の成長が実感できるケースがある一方、平均で総額400万円超とされる準備費用や、ストレス円形脱毛症や自傷に苦しむ子もいる実態を紹介。「なぜ受験するのか、親子でよく話し合い、始める場合は撤退の基準も決めて」と話した。

 参加者からは「中学受験をやめる際の具体的な流れは?」「高校受験に切り替えた場合に小学校の時にしておくべきことは?」といった質問が寄せられた。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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