中学生拘束・監禁「映画の拷問シーンをヒントにした」 NPO理事長

 発達障害のある中学生を拘束したとして、逮捕監禁罪に問われている福岡市のNPO法人「さるく」理事長の坂上慎一(57)=福岡市早良区=、福岡県志免町立小学校教諭の松原宏(37)=同県篠栗町=両被告の初公判が26日、福岡地裁であった。2人は起訴内容を認めた。

 起訴状などによると、2人は昨年10月9日、14歳だった長崎県の男子中学生宅で、「殺すぞ」「死ね」と言い、手足をベルトなどで拘束。頭に袋をかぶせて殴り、山道へ連行して「捨てていく」「埋めるぞ」と脅し、坂上被告のNPOが運営する福岡県久留米市の施設に監禁したとされる。

 検察側は、坂上被告が「アメとムチを使い分けて従わせ、短期間で成果を出したかった。米国映画の拷問シーンをヒントにした」と供述していることを明らかにした。拘束時は中学生を後ろ手に縛り、粘着テープを貼った目の上からサングラスをかけ、耳にはイヤホンをつけて大音量で音楽をかけたという。

 検察側の冒頭陳述によると…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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