中学生誘拐容疑で不動産業者を逮捕へ 接点はツイッター

 ツイッターで知り合った兵庫県の中学生の少女を2カ月にわたって借家に誘拐したとして、埼玉県警は27日にも、不動産業の阪上裕明容疑者(37)=埼玉県本庄市=を未成年者誘拐の疑いで逮捕する。阪上容疑者は別のさいたま市の中学生の少女を同じ借家に1カ月余り住まわせたとして同容疑で逮捕、起訴されている。捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、阪上容疑者は8月下旬から約2カ月間、兵庫県の少女を本庄市内の自身が管理する借家に住まわせるなどして誘拐した疑いがある。家出を望む少女のツイッターの投稿に返信して呼び寄せたという。調べに対し、「将来、仕事を手伝わせるつもりだった」などと述べ、借家で勉強をさせ、食事を出していたという。

 埼玉県警はさいたま市の少女の父親から「娘が帰宅しない」との相談を受けて捜査を始め、防犯カメラの映像などから少女の居場所を特定して先月29日に借家を捜索して、少女2人を発見、保護。翌30日に阪上容疑者を、さいたま市の少女を9月17日に誘拐した疑いで逮捕していた。この少女ともツイッターで知り合い、「同じ年の子が居候している。相談に乗るよ」とメッセージを送って誘っていたという。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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