白石和之
有数の豪雪地の新潟県南魚沼市で、市立塩沢中学校の野球部員10人が高齢者宅の除雪をした。「いつも見守ってくれている地域の人に感謝の気持ちを伝えたい」と作業に汗を流した。
高齢などで除雪が難しい世帯を支援する市社会福祉協議会のボランティア「雪猿」の活動の一環。2012年に発足し、市内外の約50人が登録しており、昨季は25回ほど活動した。
同校野球部では2季前から有志が参加し、今季は全部員30人が登録。11日に今季最初の活動として、2年生が栃窪集落で一人暮らしをする70代の男性宅で、約3メートルの高さまで積もった雪を2時間余りかけて掘り進めた。埋まっていた1階の窓から外の光が差し込むようになり、男性は「明るくなった」と喜んだ。
主将の駒形尊さん(14)は「雪が重くて普段の練習よりきつかったけれど、楽しかった」と話した。(白石和之)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル