解散した国民的アイドルグループSMAPの元メンバーで、タレントの中居正広さんが21日、都内で記者会見を開き、所属するジャニーズ事務所を3月末で退所すると発表した。中居さんは「のんびりな会」という会社を設立し、1人での活動を始める。
「ギラギラした感じ」湧き上がるのを待ったが
30年近く活動したSMAPは2016年12月末を持って解散。中居さんと木村拓哉さんは事務所に残り、稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんの3人は退所して「新しい地図」を設立し、それぞれ芸能活動を続けている。
解散後の心境について、中居さんは会見で次のように語った。「解散した時、一段落というか、一休みという時期だったんじゃないかな。僕自身もちょっとのんびりする時間だった。30年弱(SMAPを)やってきたので、“燃え尽き”じゃないが、自分の中で次のステップに進むにあたってどういう形がいいのか、でも一人なので」
次になにがやりたいのか、どんな道に進みたいのか。20代や30代の頃のような「ギラギラした感じが、解散してからいつ湧き出てくるものなのか。時間経てば自然と出てくるものだと思っていた」が、半年、1年と経っても「よし、次」という感情が生まれてこなかったという。
そこで解散からから2年が過ぎた頃から「そろそろ考えないといけない」と思い立ち、「環境を変えないといけない」と退所を決めた。
「環境が変わって1人になったら、(次の道への意欲が)湧き出てくるんじゃないかと。ても湧き出て来ないかもしれないし、出てきても老舗の会社(ジャニーズ)を辞めると、やる気はあっても可能性は狭まるんじゃないか」と葛藤もあったことを明かした。
1人で会社「のんびりな会」を設立
30年以上所属したジャニーズ事務所を退所する決断をした中居さん。その判断について誰かに相談したのかと問われると「どなたにも相談しないで、自分1人で決めた」と明かした。
退所について、SMAPの元メンバー4人には会見前日の20日にメールで連絡したという。反応は人それぞれで、「返事が遅くて来ないメンバーもいれば、のんきな返事のメンバーもいた」。詳しい内容については「言い難い」としたが、「(草なぎ)剛くんは返事は1行くらいでした」と笑わせた。
今回は1人で会社「のんびりな会」を設立し、完全に独立する形だが、元メンバー3人がいる新しい地図への合流は考えなかったのかと聞かれると、「選択肢なかった。1人でやってみようと」と述べ、自分のペースで1人で活動することが狙いだったとした。
4月以降は基本的には、これまでのテレビのレギュラー番組などに引き続き出演する。ただ「4月以降の『理想』が全く描けてないのが正直なところ」と述べ、今後登りたい山を探していきたいと思いを述べた。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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