アフガニスタンで昨年12月に福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表の医師中村哲さん=当時(73)=が殺害されてから1年となり、幼少期を過ごした北九州市若松区で6日、追悼シンポジウムが開かれた。現地で共に活動したペシャワール会の元ワーカーらが登壇し、中村さんの精神を次世代につなごうと呼び掛けた。 討論では、中村さんが祖母から教わった「困っている人を助ける」という精神の大切さについて登壇者らが意見交換。中村さんと親交のあった「アジアを考える会・北九州」代表の内山信子さんは「身近な人や出来事を大切にすることが重要だ」と強調した。
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