共産主義体制の実現を目指す過激派組織「中核派」の指導者が9月に半世紀ぶりに公の場に現れ、警察を驚かせた。潜伏生活を続けていたとみられるが、突然、都内での集会に参加した。狙いは何なのか。
警察部隊との衝突、爆弾を使ったゲリラ事件、派生団体との抗争。社会を混乱させ、多くの犠牲者を出してきた組織のトップの行方を探してきた全国の警察は騒然となった。
「近づくな。下がれ、下がれ」「いい加減にしろ」
東京都荒川区の住宅街に9月上旬、怒声が響いた。数十人の私服姿の男女がイベント施設の駐車場で1台の乗用車の周りに集まり、大声を上げたり、ビデオカメラを回したり。付近の住民らは「事件?」「警察は来ているの?」と言いながら、不安そうに見守った。
中核派の議長、清水丈夫氏(8…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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