中洲で火事、消したのは…交番常備のペットボトルの水 今や必須品

太田悠斗

 福岡市の繁華街・中洲を守る中洲警部交番。同交番に常備する「あるもの」が役に立った。

 匿名の男性から火事の110番通報があったのは15日午前4時ごろ。同交番から90メートルの博多区中洲3丁目の飲食店付近といい、交番の警察官が駆けつけた。

福岡の繁華街、たばこの不始末相次いだことがきっかけ

 手にしていたのは、市販のお茶のペットボトル(2リットル)を再利用した「消火水」だ。付近では、たばこの不始末の通報が相次ぐため、ぼやを消す必須アイテムという。署によると、閉店中の飲食店の引き戸近くが燃えていたが、常備する1本で火を消し止めた。

 署は15日、同区築港本町の無職原田綾香容疑者(33)を非現住建造物等放火未遂の疑いで緊急逮捕し、発表した。容疑を認めているという。消火中に現場を気にしていたといい、職務質問したという。動機などを調べている。(太田悠斗)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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