中野区が子ども相談室を開室 電話などで悩みを受け付け

滝沢貴大

 子どもたちからの相談に電話やメールなどで応じる「子ども相談室」を東京都中野区が今月から設けた。いじめや虐待などの問題や「学校に行きたくない」「家に自分の居場所がない」「学校の先生が話を聞いてくれない」など、幅広い内容の相談に弁護士など専門の相談員が乗るのが特徴という。

 対象は中野区内に住んでいるか、在学または在勤している18歳未満の人。ただし、子どもの権利に関わることであれば、家族など周りの大人の相談も受ける。こうした窓口を設けたのは、23区では世田谷区、目黒区に続いて3例目という。

 3月に子どもの権利に関する条例を制定したことを受けて設けた。相談は電話(0120・463・931)や、メール(kodomo-sodan@city.tokyo-nakano.lg.jp)、手紙(〒165・0027 中野区野方1の35の3 子ども相談室宛て)で受ける。担当者は「悩みの内容を特定せず、何でも相談できる窓口は中野区にはなかった。今後はLINEなど、コミュニケーションの手段を増やすことも検討したい」と話している。(滝沢貴大)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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